レクリエーションとしての機能訓練 その1
2025年11月05日 10:53
【口腔機能訓練】レクリエーションとしての機能訓練 その1
皆さんで楽しくレクリエーションをしながら、トレーニングもできます。
レクリエーションしながら、口腔機能訓練

口腔機能訓練にもレクリエーションの要素を取り入れると、楽しくトレーニングができます。楽しさは継続してトレーニングをするための大切な要素です。
また、複数名で行うことでレクリエーション参加者同士の仲間意識も生まれます。
複数名で同時にレクリエーションを行う際には、状態や環境、理解度の差などに注意しながら安全に行いましょう。
モール送り
モール送りの効果
手を使わずに、唇やそのまわりの筋肉の力だけでモールをリレーするこのレクリエーションは、唇を閉じる力をつけることができます。
用意するもの

※ストローはお口にくわえて使用しますので、必ずひとり1つ用意しましょう。
モール送りのあそび方

モール送りを楽しくする工夫
「モール送り」は人数に制限なく、複数人で同時に楽しめるレクリエーションです。
人数が多いときは、2〜3つのグループに分けて競争するのもおすすめです。
使うモールは、輪のかたちだけでなく、花などかわいらしくアレンジするのも楽しい工夫です。
参加される方の機能レベルに合わせて、モールの数をひとつから2つ、3つと増やしていけば、「昨日より多くできた!」という達成感も味わえます。
ちょっとした工夫で、継続して楽しめるレクリエーションになります。

ピンポン球リレー
ピンポン球リレーの効果
モール送りと同様に、唇を閉じる力をつけることができます。
用意するもの

※スプーンはお口にくわえて使用しますので、必ずひとり1つ用意しましょう。
ピンポン球リレーのあそび方

ピンポン球リレーをもっと楽しくする工夫
「ピンポン球リレー」もモール送りのように、負荷を大きくし、難易度を上げることができます。
たとえば、プラスチックスプーンの大きさを変えたり、少し重めのものに変えたりするとよいでしょう。
また、ピンポン球をビー玉やスーパーボールなど、さまざまなかたちや重さのものにすると、難易度が上がります。
参加者の機能レベルを判断したうえで、少しずつ難易度を上げてみましょう。
