食器の選び方
2025年11月05日 11:41
【お食事の工夫】食器の選び方
食器の工夫で、できるようになることもあります。
自助具とは

握力が弱くなってきたときや、脳血管障害の後遺症でまひがある場合は、市販されている使いやすい皿や茶碗、コップ、持ちやすいおはしやスプーンなどをうまく活用しましょう。
これらは「自助具」と呼ばれることもあります。
最近では、さまざまな介護用の自助具が登場していますので、お困りの際にはぜひ一度相談してみてください。
スプーンの場合

食事介助のときによく使われるスプーンですが、一口にスプーンといっても、大きさや形はいろいろあります。お口やからだの動きに制限がある場合は、おはしよりもスプーンの方が便利なことが多いです。
しかし、大きなスプーンだとお口に入りにくく、食べづらさを感じることもあります。そのため、お口に入れやすく、ひと口の量が多すぎないスプーンを選ぶことが大切です。
柄が太くて握りやすいものや、先端の横幅が口の幅の半分くらい、くぼみが深すぎないスプーンがおすすめです。また、スプーンに乗せる量は、スプーン全体の3分の2くらいを目安にするとよいでしょう。
その他の自助具
たとえば、ほかにも次のような自助具があります。
握力の低下がみられる方、指先がスムーズに動かせない方、片まひの方、手首の動きに制限のある方など、からだの動きによる理由で食べにくさを感じている方が使いやすいように、症状に合わせた自助具が多く登場しています。
からだの状態に合った方法や道具を使って、無理なく食事をしましょう。
